衣替えで出した服が、なんだか臭う——収納の匂いが移った服を「もう一度洗う」、出す側の洗濯の話

衣替えの「しまう側」の話は、これまでに書いてきました。しまう前に洗う理由と、洗ったのに黄ばむ理由です。
今日は、その反対側。「出す側」の話です。
袖を通した瞬間に、気づく
クローゼットの奥から、秋物を出してくる。去年の秋に、ちゃんと洗ってしまったはずの服です。
袖を通す。そして、気づく。
——なんか、臭う。
汚れているわけではありません。シミもない。黄ばみもない。それでも、そのまま外に着ていく気にはなれない匂いがついています。
その匂いは、服のものではありません
半年間しまわれていた服には、収納の匂いが移っています。
- 防虫剤
- 押し入れの湿気
- プラスチックケースの匂い
- 隣にしまっていた別の服の匂い
どれも、洗い残しではなく、保管中に外から入ってきたものです。しまう前にどれだけ丁寧に洗っても、これは防げません。密閉すれば防虫剤の匂いが濃くなり、開けておけば湿気が入る。しまうという行為そのものが、匂いをつけます。
結局、着る前にもう一度洗う
だから、多くの家庭ではこうなります。
出した服を、着る前にもう一度洗う。
つまり衣替えとは、「しまう洗濯」と「出す洗濯」の、二回ぶんの作業なのだと、毎年この時期に思い出すことになります。
二回ぶんが、実際に何回転か
前提を置いて、数えてみます。
家族4人が、夏物をしまい、秋物を出すとします。しまう夏物が66点、出す秋物が同じくらいとして、洗濯機1回に8点入るなら、
| 点数 | 洗濯機 | |
|---|---|---|
| しまう洗濯(夏物) | 66点 | 約8回 |
| 出す洗濯(秋物) | 66点 | 約8回 |
| 合計 | 132点 | 約16回 |
私は、むしろ控えめに見積もったつもりです。秋物は夏物より厚手で、1回に入る点数はもっと少ないはずです。
しまう側の8回転については、以前の記事で「週末が二度消える」と書きました。出す側を足すと、それが倍になります。 しかも、普段の洗濯は止まりません。
出す洗濯は、しまう洗濯より急ぎです
もうひとつ、出す側には厄介な点があります。
しまう洗濯は、「今週末でも来週末でもいい」と先延ばしできます。夏物は、しばらく着ないからです。
出す洗濯は、待ってくれません。 朝、急に冷え込んで、長袖が要る。出してみたら臭う。今日着たい。でも洗って乾かす時間はない。
しまう洗濯が「量」の問題だとすると、出す洗濯は「量と、時間切れ」の問題です。
衣替えを「入れ替えるだけ」にする
洗濯を外に出すと、この二回ぶんが丸ごと消えます。
夏物は、専用バッグに入れて玄関に出す。洗って、乾いて、たたまれて戻ってくるので、そのまましまえます。秋物も同じです。出してきたものを袋に入れて、洗われた状態で受け取る。
衣替えは、服を入れ替えるだけの作業になります。 洗濯機の前に立つ16回が、玄関に袋を出す2回に変わります。
「臭うから、もう一度洗わなきゃ」と思いながら、洗濯機の空きを待つ秋を、そろそろ終わりにしませんか。
タクセンについて
岡山県岡山市から始まる、宅配洗濯・洗濯代行のサブスクリプションサービスです。
- 週2コース:1回2,980円 × 8回 = 23,840円(4週28日サイクル・週2回の集荷と配達込み)
- 集荷も配達も玄関先で完結。家の中に人が入ることはありません
- 洗うのは、岡山の地元クリーニング工場
いま、開始に向けて準備を進めています。始まる日が決まりましたら、LINEにご登録いただいた方へ、いちばん最初にお知らせします。
