家事を頼まない理由の2位は「家に入られたくない」——値段より、こわさのほうが大きかった

「少なくないはずです」と書いたことに、数字がつきました
以前、家に人が入るのが気になって頼めないという話を書きました。
そのときは「そう感じる方は少なくないはずです」という書き方をしています。実感として確かだと思っていましたが、裏づけとなる数字は示していませんでした。
経済産業省が令和6年5月にまとめた資料に、その数字があります。4,633人に、家事支援サービスを使わない理由を聞いた調査です。
使わない理由の順位
結果は、こうでした。
| 順位 | 理由 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | 価格が高いため | 20.01% |
| 2位 | 他人に家の中に入られることに抵抗があるため | 15.56% |
| 3位 | 他人に家事等を任せることに抵抗があるため | 11.53% |
| 4位 | セキュリティに不安があるため | 10.81% |
| 5位 | 必要性を感じないため | 7.88% |
1位は価格です。そこは予想どおりでした。
問題は、2位から4位です。
2位から4位は、全部おなじ種類の話でした
「家に入られたくない」「他人に任せたくない」「セキュリティが不安」。
言い方は違いますが、3つとも心理的な抵抗です。 お金の話ではありません。
足すと、37.9%。1位の価格20.01%の、およそ1.9倍になります。
高いから使わない人より、こわいから使わない人のほうが多い。
値段を下げれば使ってもらえる、という単純な話ではなかったわけです。
そしてもうひとつ、同じ表に見ておきたい数字があります。
「必要性を感じないため」は、5位で7.88%。 全体の1割にも届きません。
つまり、必要は感じているのです。 家事を誰かに任せたい理由は、ほとんどの人にある。それでも使っていない。
止めているのは、必要性ではありません。価格と、こわさです。
この不安は、正しいものです
誤解のないように書いておきます。
知らない人が、留守のあいだに家の中にいる。 これを不安に思うのは、神経質でも心配しすぎでもありません。
鍵を預ける。どの部屋まで入るかを決める。入っているあいだ、何をされているか見えない。
不安になる材料が、構造として揃っています。
家事代行と宅配洗濯の違いを書いた記事でも触れましたが、家事代行は「家の中でやる仕事」を前提に組まれています。料理も掃除も、その家の中でしかできないからです。
だから、この不安はサービスの側が抱えている構造の問題であって、使う人の気持ちの問題ではありません。
洗濯だけは、家に入らなくても終わります
ここで、洗濯の性質が効いてきます。
料理は、その家の台所でしかできません。掃除も、その部屋でしかできません。
けれど洗濯は、洗濯物さえあれば、どこで洗っても同じ結果になります。
判断も要りません。誰が何を食べるか、どこを片づけるかを考える必要がない。
出せば、洗われて、たたまれて戻ってきます。
洗濯の男女差について書いた記事で、洗濯は家事のなかで男女差が2番目に大きいと書きました。
その洗濯が、家事のなかでいちばん外に出しやすい仕事でもある。ここはつながっています。
玄関で終わる、という設計
タクセンは、玄関で終わります。
専用バッグに洗濯物を入れて、玄関に置く。たたまれて戻ってきたバッグを、受け取る。
それだけです。
- 家の中に、人は入りません
- 鍵を預ける必要はありません
- 在宅していなくてかまいません
- 部屋を片づけておく必要もありません
経産省の調査で2位から4位に挙がっていた3つの不安は、そもそも発生しません。
我慢して使うのではなく、不安になる場面が起きない形にしてあります。
価格の話は、また別にあります。けれど、37.9%のほうは、設計で答えが出せます。
タクセンについて
岡山県岡山市から始まる、宅配洗濯・洗濯代行のサブスクリプションサービスです。
- 週2コース:1回2,980円 × 8回 = 23,840円(4週28日サイクル・週2回の集荷と配達込み)
- 集荷も配達も玄関先で完結。家の中に人が入ることはありません
- 洗うのは、岡山の地元クリーニング工場
いま、開始に向けて準備を進めています。始まる日が決まりましたら、LINEにご登録いただいた方へ、いちばん最初にお知らせします。
出典:経済産業省「家事支援サービスの活用にかかる取組について」(令和6年5月)
