洗濯物は、連休を知らない——「明日まとめてやろう」が最終日に積み上がり、休むための休みが片づける日になる

連休については、これまでに二つの角度で書きました。連休が明けたあとに待っている山と、晴れた休日の午前中が洗濯で消える理由です。
今日は、その間の話です。連休の「中」で、何が起きているか。
洗濯物は、連休を知りません
こちらは休んでいる。けれど、洗濯物は休みません。
むしろ逆です。休みの日ほど、洗濯物は増えます。
- 出かけた日の服
- 汗をかいた日の服
- 子どもが泥だらけにして帰ってきた服
- 普段は使わないレジャーのタオルや水着
平日は「制服とタオル」で回っていたものが、連休は一日ごとに種類も量も膨らみます。休むために出かければ出かけるほど、袋に入る洗濯物は増える。休みと洗濯物は、同じ方向に増えます。
「明日、まとめてやろう」の正体
連休の一日目、洗濯物を見て、こう思います。
「明日、まとめてやろう」
これは怠けではありません。せっかくの休みに洗濯機の前に立ちたくない、という自然な判断です。
問題は、二日目も同じことを思うことです。そして三日目。「明日」は毎日あるので、毎日先送りできます。 積み上がったものは、連休の最終日を静かに待っています。
三日目に、何が起きるか
前提を置いて、数えてみます。
家族4人が3連休を過ごすとします。平日なら1日およそ24点(一人3点+タオル4点+下着類8点)ですが、休みの日は外出の分が足されます。1日あたり30点と置きます。
| 日 | その日の洗濯物 | 溜まった量 | 洗濯機で |
|---|---|---|---|
| 1日目 | 30点 | 30点 | 約4回 |
| 2日目 | 30点 | 60点 | 約8回 |
| 3日目 | 30点 | 90点 | 約11回 |
私は、むしろ控えめに見積もったつもりです。レジャーのタオルや水着を入れれば、もっと増えます。
3日目の朝、洗濯機11回転ぶんが待っています。 1回に洗いと乾燥で1時間半とすると、干す場所の都合で3波に分けても、丸一日が洗濯で埋まります。
休むために取った休みが、片づけるための日になる
こうして、連休の最終日はこうなります。
朝から洗濯機を回し、干す場所を探し、乾いたものからたたむ。夕方、ようやく片づいたころには、翌日の仕事の準備が待っている。
「休んだ」という実感は、どこにもありません。休むために取った休みが、片づけるための日になっています。
これは、誰かが悪いという話ではありません。先送りしたのも、休みに出かけたのも、正しい判断です。そういう仕組みになっている、というだけです。
仕組みは、変えられます
洗濯を家の外に出すと、この仕組みが変わります。
連休の1日目に出た洗濯物を、専用バッグに入れて玄関に出す。次の集荷で持っていかれ、洗われて、たたまれて戻ってくる。2日目も、3日目も、同じです。
「明日まとめてやろう」と思う必要がなくなります。 まとめる相手がいないからです。最終日は、最終日として休めます。
連休のたびに「片づけの日」を一日差し出している方へ。その一日を、休みに戻しませんか。
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