TAKUSEN
コラム

2024年11月6日、自分の誕生日に会社を立ち上げた——複業で挑むという選択

2026年6月14日TAKUSEN編集部
2024年11月6日、自分の誕生日に会社を立ち上げた——複業で挑むという選択

なぜ、自分の誕生日を選んだのか

2024年11月6日。
DDPARKという会社を立ち上げた。

登記の申請日を、わざわざ自分の誕生日に合わせた。
「逃げ場のない日」にしたかったからだと思う。

ふつう、創業日はもっと事務的に決まる。
税理士の都合とか、決算月の逆算とか、月初がきりがいいとか。

でも、僕にとってこの会社は、
「いつか始める」をずっと先延ばしにしてきた結果だった。

だから、誕生日にした。
忘れない日。言い訳できない日。
毎年「あれから何年経ったか」を、自分に突きつける日。

タクセンは、その会社が動かしている事業のひとつです。


本業を辞めて、全振りする——という選択肢は取らなかった

起業を決めたとき、ひとつ大きな分岐点があった。

「本業を辞めて、タクセンに全振りするか」

経営者の本やSNSでは、よくこう書かれている。

リスクを取らないと、リターンはない
退路を断たないと、本気になれない
副業のままでは、絶対にスケールしない

正論だと思う。
実際、そうやって成功した人もたくさん知っている。

でも、僕には子どもが2人いて、住宅ローンがある。
ここで全部を投げ出して、家族を不安にさせる選択は——
僕の中の「責任」の感覚と、どうしても噛み合わなかった。

カッコよくないかもしれない。
覚悟が足りないと言われるかもしれない。
でも、これが今の僕にできる、精一杯の「責任の取り方」だった。


夜と、早朝と、週末で——タクセンを動かしている

複業として事業を進める、ということは、
こういうことです。

平日は、本業に集中する。
夜、子どもが寝てから2〜3時間、PCに向かう。
土曜の朝、家族が起きる前にミーティングを入れる。
日曜の午後、コーヒー片手にプロダクトを触る。

時間は、まったく足りない。
進みは、本業に振り切っている人より、確実に遅い。

でも、ゼロじゃない。

毎週、少しずつ進む。
昨日できなかったことが、今日できるようになる。
1ヶ月前にはなかった機能が、1ヶ月後にはリリースされている。

複業のスピードは遅い。でも、止まらないことには意味がある。


「無謀じゃない選択」を、毎日選び直す

スタートアップの世界では、
「無謀さ」が美徳とされることがある。

借金して、家族を巻き込んで、退路を断って、
それでこそ本気だ、と。

僕は、その美学に少し違和感がある。

無謀さを称賛する空気は、
「家族を背負っている人」を置いてけぼりにする気がする。

だから、僕は別の選択をした。

走り続ける。でも、家族の足元は崩さない。
攻める。でも、無謀じゃない範囲で。
踏み込む。でも、退路はある程度残しておく。

これは、毎日毎日、自分に問いかける選択です。
「今日のこの判断、無謀になってないか?」と。


同じように悩んでいる人へ

タクセンを進める中で、同じような立場の人によく出会う。

  • 本業を持ちながら、新しい事業を始めたい人
  • 家族を抱えながら、何かを変えたい人
  • 「いつか」を、もう何年も繰り返している人

そういう人たちに伝えたいことがある。

「全振りしない起業」は、ちゃんと成立する。

進みは遅いかもしれない。
派手な成功談にはならないかもしれない。
でも、自分の家族と自分のペースで進める「複業起業」には、
全振り起業にはない、別の強さがあると信じている。


DDPARKという会社は、まだ何も成し遂げていない

正直に書きます。
DDPARKは、まだ何も成し遂げていません。

タクセンも、立ち上げたばかりのサービスです。
完成された便利ツールでもないし、社会を変えたわけでもない。

でも、2024年11月6日に動き始めた歯車が、
1日も止まらず、ゆっくりと回り続けている。

毎年、誕生日が来るたびに、
「あれから何ができたか」を自分に問いかける。

その問いに、少しずつでも、胸を張れる答えを増やしていきたい。

タクセンの旅は、まだ始まったばかりです。

無料で診断する